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KANTARO-DESIGN 手描き住宅プレゼン

実際のお客様に提出した手描きのプレゼン集。「おうち研究室」に寄せられたQ&Aも掲載!
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内容も決まってないのに契約を迫られて困っています。



質問

1年ほど前から家を建てようと土地を探していました。
建築条件付ですが、やっと気に入った土地が見つかり先日土地の売買契約を済ませました。

3ヶ月以内に内容を詰めて建物の契約をすればいいと聞いていたのですが、土地を契約して一週間もたたないうちに営業の方から「建物の契約をしてください」と言われました。

建物の間取りや大きさなど全く打ち合わせていなくて、何も決まっていない状態で契約はできないと言うと、「細かいことは契約後に詰めることになっています」と言われ、更に「契約を先にしていただかないと話が進まなくなって、土地も購入できなくなってしまいますよ」と脅されました。

せっかく土地が気に入って建築条件付だということを我慢して契約したのに、そんな事を言われてかなり不安になっています。
こんな時どうしたらよいのでしょうか教えてください。(抜粋)
30代 主婦

お答え

建築条件付きの土地を契約された後の問題ですね。

おわかりだとは思いますが、そもそも建築条件付きの土地の取引とはどういうものかと言いますと、土地の売主又は代理人が建築を請け負うことを条件に土地の売買を行うもので、他の業者が請け負うことができないようになっている契約です。

このことは実は「宅地建物取引業法」で規定されていることではなく、「独占禁止法」により規定されている取引なのです。
本来、土地の売主が建築を請け負うことを条件に売買することは、「優越的地位の濫用」にあたり「独占禁止法」により禁止されています。
しかし以下の条件を満たす場合に限って認められています。

・任意の猶予期間をおくこと
 (以前は3ヶ月でしたが任意の期間に改正されました)
・請け負い業者を特定しておくこと
・任意の期間(今回は3ヶ月)を過ぎて請負契約がなされない場合、
 土地代金は全額返却し契約を白紙撤回すること

これはあくまで売主の優位的地位から買主を守る為の規定です。

請負契約を急ぐ理由として二つのことが考えられます。
一つ目の理由は、おそらくその業者は上記の三つ目の条件を早くクリアするために請負契約を急いでいるのだと思われます。
たとえどんな形であれ、契約書を作成してしまえば3ヵ月後の白紙撤回はなくなりますから。

そしてもう一つ考えられる理由は、営業マンの「成績」です。
建築条件付の契約の場合、白紙撤回の可能性がありますので、請負契約が終わるまで、「成績」と見なさない場合が多いと思います。
そして会社としても、表立っては言えなくとも裏では奨励している可能性があります。

1年も土地を探してやっと気に入った土地を契約できたことを業者は判っているはずです。
もし今契約を先に結んでしまえば、希望しているような内容の建物は建たない可能性が高いと思っていてください。

このことは最終的には公にして解決しなければなりませんが、気に入った土地を購入して希望に沿った建物を立ててもらうことを目的として順序良く交渉していかなければなりません。



まず最初に、営業マンの都合でやっているかもしれないという可能性がありますので、会社のトップまたは所長クラスの人にこの事を伝えてください。
常識のある会社なら、こんな強引な手法は表立ってはできません。
裏で奨励していたとしても、表沙汰になれば会社の評判を落としかねないようなことです。
以外に簡単に決着する可能性もあります。

もし会社のトップも同じ考えだとしたら、その会社の所属する、「不動産協会」と「建設業協会」に訴えて指導をしてもらうようにしてください。
建築条件付の販売を行っている会社ですのでどちらの協会にも加盟しているはずです。
特に「不動産協会」はこれに加盟していないと不動産業自体の営業ができませんので、その影響力は以外に大きいものがあります。

お話を伺ったかぎりでは、業者のやり方が優位な立場を利用して強引に契約をいそがせているとしかとれませんので、「不動産協会」としても放ってはおけないでしょう。

それでもだめな場合は調停や法的手段ということになりますが、もうそこまでこじれてしまったらその土地を購入してその会社に建築してもらうのはやめた方がよいのではないでしょうか。

土地だけなら、名義が変れば終わりですが、建物はそうはいきません。
保証もそうですが、それ以前にそういう会社であれば、手抜き工事なども充分考えられると思います。
引き渡した後は何を言っても取り合ってくれない可能性も大です。

もし解約を希望する場合は、3ヶ月以内に申し出ると契約金を没収される可能性もありますので、こちらからはなにもせずに、3ヶ月待ってから「不動産協会」に相談してできれば話をしてもらって契約金を返却してもらうほうがよいでしょう。

この問題が単に営業マンの暴走であることを切に願っています。




【 2012/09/13 (Thu) 】 相談・質問 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

kantaro

Author:kantaro
建築士として住宅と商業建築のデザインをしてきました。
2020年の改正省エネ基準適合義務化に対応した低炭素木造住宅のプランニングとデザインをしています。
このブログでは、2013年4月以降、実際のお客様に提出した手書きのプレゼンと「おうち研究室」に寄せられた、質問や相談を抜粋して掲載しています。
住宅の新築を検討されている方の参考になればと思っています。

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