KANTARO-DESIGN 手描き住宅プレゼン

実際のお客様に提出した手描きのプレゼン集。「おうち研究室」に寄せられたQ&Aも掲載!
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九州でも高断熱の家が必要?



質問

九州に住んでいて、現在木造で新築を考えています。
家族は夫婦と小学生の子供2人と義母の5人です。

モデルハウス周りをしたところ、主人が高断熱の住宅を気に入ってしまってどんどん話を進めています。

私としては、高断熱の家は金額も高いし、ここは九州なのであまり必要ないのではないかと思っています。
これまでも古い木造の家に住んでいますが、多少冬に隙間風はあるもののそれほど不自由は感じていませんでした。

メーカーの方はいいことばかりしか言わないので本当のところがわかりません。
かんたろうさんの率直な意見を聞かせてください。(抜粋)
40代 主婦

お答え

ご主人が高断熱の家を気に入ってどんどん話を進めておられるそうですね。
高断熱の家が気に入ると結構そうなってしまう方が多いようです。

九州や四国のように温暖な地域でも高断熱の家が必要かというご質問ですが、これはどんな様式の家を建てるかによっても変ってきます。

木造在来工法が日本の風土に合っているとよく言われますが、これは本来現在のような総二階建ての箱型の住宅のことではありません。
軒の出が一軒もあるような純和風の建物の場合のことをいうのです。

昔ながらの純和風の家は、夏場開け放てば風通しはよく、土壁が湿気を調節してくれるので、エアコン要らずの生活ができていました。
そういう住宅であれば九州であるなら高断熱は必要ないと思います。

しかし、残念ながら現在そのような工法で建てることは希で、断熱材とエアコンに頼らざるをえません。

確かに九州など温暖な地域は、寒冷な地域に比べて冬場の寒さが違いますので、絶対条件ではありませんが、高断熱の家のほうがより快適に過ごせるだろうということはできるでしょう。

北海道や東北に建てるようなQ値1.0W/㎡k以下の高断熱にする必要は全くありませんが、次世代省エネ基準のQ値2.7W/㎡kを下回るくらいの高断熱にはされたほうが望ましいのではないでしょうか。

それでも、九州ですので夏場は開け放って風をよく通すような設計にされるべきだと思います。
高性能な高断熱・高気密であっても、窓に網戸が付けられない輸入住宅などは九州ではお勧めできません。
デザインは素敵ですけどね・・・。

結論としては、次世代省エネ基準をクリアできる程度の高断熱住宅であれば、夏場の風通しをよく考えた設計にされたうえで、お勧めすることができます。

九州といえど冬場はやっぱり寒いですので、高断熱の家のほうが暖房費も安く収まりますし、お年寄りもおられるということなので、ヒートショック対策にも効果があります。

予算の問題がありますので、そこのところはよく比較検討されてください。




【 2012/08/21 (Tue) 】 相談・質問 | TB(0) | CM(0)
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kantaro

Author:kantaro
建築士として住宅と商業建築のデザインをしてきました。
2020年の改正省エネ基準適合義務化に対応した低炭素木造住宅のプランニングとデザインをしています。
このブログでは、2013年4月以降、実際のお客様に提出した手書きのプレゼンと「おうち研究室」に寄せられた、質問や相談を抜粋して掲載しています。
住宅の新築を検討されている方の参考になればと思っています。

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